笑劇2007

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ローマの休日

新・午前十時の映画祭で見てきました。

何度も見ている映画ですがいい映画ですね。ロマンティックコメディー映画の最高峰。

この映画で主役を演じたヘップバーンの魅力を超える女優さんは今だにいません。

監督は映画史上に輝く名監督、ウィリアム・ワイラー。完璧主義者で知られ「ナインティ・テイク・ワイラー」と呼ばれるほど。

ローマの休日でもその事がわかる有名なシーンがあります。知ってますか?

そう、スペイン広場のシーンです。教会の大きな時計に注目しているとわかります。
髪を切ったアン王女がスペイン広場に向かうシーンが13:30
その後にアン王女が噴水に向かうところでは12:30
ジェラートを買ってスペイン広場の階段に腰掛けるシーンは13:40
ブラッドリーが偶然を装って階段を下りてくるシーンは14:45
その後アン王女のとなりに腰掛けた瞬間に時計の針は11:30となります(笑)
話がまとまって立ち上がったら10:20と時間がさかのぼってます!
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大まかに推測するに、この4分程度のシーン(スペイン広場だけでは約3分)を取るのに最低でも早朝から15時位までかかってます。

さて、本編の話ですが・・・
オープニングのヒールがきつくてドレスの中で片足を脱いでもそもそするシーンは可愛くて微笑ましいですね。

宿泊施設(といっても宮殿 ?)を抜け出してトラックから手を振るシーンも素敵です。

髪を大胆にカットした姿は当時「ヘップバーンカット」として日本で大流行したと母親がトリビアを披露していたのを覚えています。

ベスパの無免許暴走運転で警察に連れて行かれますが、「結婚式で教会に急いでいた」でイタリア人が許すシーンもらしくてよかったですね。その後、イタリア人たちがおめでとうと言うシーンで、太ったおっさんがアン王女にキスをかますシーンはおいおい!おっちゃん、どさくさに紛れて・・・えーことしてまんがな・・・

真実の口のシーンは有名です。ワイラーとペックが組んでペップバーンを騙します。
ペックが真実の口に手を入れた瞬間痛がるシーンです。あれは仕組まれたアドリブで、騙されたヘップバーンは真剣に驚きます。もちろん、一発OK!

でも、あの(わざと)痛がるペックを助けようとする姿や、ペックが手を縮こませてさも手がなくなったように見せて驚かせたあとに「ひどい、だましたのね」と言いながらペックの胸に倒れこむシーンはツボ中のツボです。あんな、上品な反応ができる女優さんてまだいるんですかね?
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ラスト近くの船上パーティのシーンでアン王女が「こんな私に一日中付き合ってくださって親切な方ね」というシーンで金儲けのネタとして付き合っているブラッドリーが一瞬黙り込むシーンが良心的でいいですね。

船上パーティの乱闘騒ぎで、アン王女が川に落ちた秘密警察に浮き輪を投げてあげるシーンや、鼻をつまんで川に飛び込むシーンも可愛らしいシーンです。

そして、ブラッドリーのアパートに戻った二人きりのシーンで、最後の別れが近づいていることを意識しながらの微妙な間やぎこちない会話がすごくリアルです。

この時、当然アン王女は自分の正体をブラッドリーは知っていると認識しています。

宿泊している場所に戻ったアン王女が「私が義務をわきまえていなかったら永久に帰ってこなかったでしょう」は名台詞ですね。そこにはもう、かつてのお転婆な彼女ではなく、王女としてのアンがいましたね。一晩で雨後のタケノコのように成長しました。成長した彼女が「ミルクとクアラッカー」を下げさせるシーンは象徴的です。

そのあと、しんみりになりすぎないようにブラッドリーのアパートでカメラマンのアーヴィングを再び酒をかけたり転ばせたりするシーンはさすがな演出ですね。

そして、ラストの記者会見。「なんと言ってもローマです」は泣けます。

異例中の異例として記者への挨拶。もちろん、ブラッドリーとの最後のコンタクトが目的です。

特ダネをアン王女に渡すシーンの前後のアイコンタクト連続シーンも泣ける演出です。

素敵な恋だけど報われない恋。映画館を出たあとも胸がキュンとなって・・・

家に帰って再びローマの休日のDVDを見ながらこのブログを書きました(笑)

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ラストシーンより。モノクロですが上品な衣装の数々も見ものです。ヘップバーンの綺麗な首筋は清楚で上品な感じをより一層醸し出します。
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by tatsurou0924 | 2013-08-11 16:52 | 映画