平清盛 最終回
但し、残念ながら3作とも名作ではありません。
人気俳優に頼るドラマより、ドラマによって人気俳優が誕生する作品が最近は非常に少なくなっています。人気俳優=上手い俳優という関係でなないのがさらにドラマのクオリティの低さに拍車をかけています。
アメリカ連ドラのような力の入ったドラマはほとんどありません。でも、唯一それが可能なのがNHKです。
清盛の最終回ですが、(朝廷のストーリーに偏りすぎて)平家の描き方が浅くて中途半端だったので、なに盛がどーしたこーしたの解説は事務連絡の域を出ず盛り上がりに欠けました。
(頼朝たち)源氏もちょい役扱いだったので、義経の最後などは描く必要があったのか疑問です。
そもそも、頼朝に語らせるよりも、平家一族の盛国などに語らせたほうがよかったのかもしれません。
この大河不人気は俳優の物足りなさよりも脚本の失敗が原因です。朝廷にこだわりすぎて平家が中途半端に描かれ、脚本家が女性だからなのか時代劇の躍動感(まさに活劇の要素)に乏しく、皆がいい人で優しい人でした。
知らない時代だから、馴染みのない人物だから・・・というのは間違いで、大河ドラマ史上最高の視聴率は「独眼竜政宗」です。三傑(信長、秀吉、家康)はもとより、武田信玄、上杉謙信よりマイナーな人物でした。
さて、来年の「八重の桜」期待してますよ!期待を裏切らないでくださいね。