ロバート・キャパ
つまり、決定的瞬間が決定的な誤解であったら・・・
しかも、その誤解を当の本人がカミングアウトせずに他界していたら。
ロバート・キャパを世界的に有名にした「崩れ落ちる兵士」(因みに崩れ落ちる平氏ではありませんw)この写真は以前から「マジで、兵士が撃たれた瞬間なの~?」と言われてきました。
それを理論づけて実証したのが沢木耕太郎
推理ドキュメント 運命の一枚 ~"戦場"写真 最大の謎に挑む~(NHK)でした。
いやぁ、面白かったですね!その前後に撮った写真が残っていてその写真を周りの風景に照らし合わせると場所が特定できました。
そして、当時からそこにいる人たちの証言で、その写真を撮影したとき戦闘はなく戦闘訓練だということが分かりました。
しかも、写真に写っている崩れ落ちる兵士だけが白い服を着ています。
それが決め手になりました。
その前後の写真を見てみると、白服の人物が(もちろん戦闘状態じゃないので)撃たれたのではなく、こけたことが立証できたんです。
しかも、写真の角度からキャパじゃなくて恋人のゲルダ・タロー(岡本太郎から取った名前らしいです)であることも立証できました。
これって、下手な推理小説よりめちゃくちゃ面白かったです!