フジの月9と言えば1980年代から2000年代に入っても大ヒットドラマを連発してきました。
ところが、2009年あたりから視聴率が徐々に下がってきています。
2010年「月の恋人」(木村拓哉主演)は平均視聴率が16.8%と物足りないものとなった。その後の「夏の恋は虹色に輝く」(松潤)も低迷、2011年「幸せになろうよ」(香取慎吾)では初の一ケタ視聴率の回がありました。
しかし、2014年の「HERO」(木村拓哉)で平均視聴率21.3%と盛り返す。
ところが2015年は平均視聴率が12~10台%と低迷。
そして、2016年は4作連続で平均一ケタと爆死シリーズ!振り向けばテレ東となる。
連ドラ評論家の我が細君に言わせると、昨年の月9「爆死4部作」は何と言ってもストーリーがちゃち過ぎるそうです。「話の展開が良くあるパターンで先が見えてしまう」「この展開だとこの人がこれとくっついて、あっちはは別れるしかないもん・・ほら、やっぱり」おまけに「出演者の芝居が下手」(特にジャニタレ)・・・よくこんなんで企画が通ったよね・・だそうです。
そして今回。受け手がいなくてようやくキャスティングが決まったという噂だからなんとも情けない・・・
しかし、出演者はチャンスです。こけて当たり前の泥船に乗らされたわけです。
ここで、平均10%超えれば役者の株があがります!
「あの爆死シリーズの月9で二桁!」・・・地獄から生還した英雄扱いでしょう。
こけても、無理やり泥船に乗せられて挙句の果てに「クソ脚本」で爆死。同情が集まります(笑)
いまは脚本ではなく「主演タレント」でドラマが決まっているような。
脚本も急いで書かされたのか、またはこのタレントが目立つように話を変えろ!とか言われているのか無理な展開が多いです。
月9だけでなく2016年の日曜9時「OUR HOUSE」(芦田愛菜)は平均4.51%とBS並みの視聴率で撃沈・・・
細君いわく、とにかく面白くない!とのことでした。もちろん、途中から見るのを止めてます。
しがらみだらけで良い企画は絶対にできません。
かつての名プロデューサーは既成概念を壊して名作を作っています。
今のフジでは無理でしょう。
社長自身がしがらみでがんじがらめの様な気がします・・・
フジは日産自動車のカルロス・ゴーンみたいにしがらみを断ち切れる社長がこないと駄目でしょう。
大きな成功体験がそこから抜け出せなくて会社をダメにする。この典型ですかね。