マイ・フェバリット・ムービー 1965
ロケ地のオーストリアは雨が多く、撮影はかなりスケジュールが狂ったそうです。冒頭で空撮のカメラがオーストリアの山々を映しながらジュリー演じるマリアがいる丘によって行くシーンは素晴らしいですよ!ただこのシーンは雨に降られて撮影をあきらめかけようとしたら30分ほどはれたので今だ!って撮ったシーンだとか。空撮のヘリコプターの風圧でジュリーは何度も地面に倒れたそうです。
前半は家庭教師マリアと子供たちのやりとり、トラップ大佐との恋など幸せムービーですが後半は一転して戦争とナチスが影を落とします。「すべての山に登れ」の歌が流れる中でトラップ一家が山を越えて故郷を捨て新天地に向かうシーンは勇気づけられます!このラストは映画史に残る名シーンです。
音楽は数々の名曲を世に送り出したロジャース&ハマースタインのコンビ。タイトル曲の「サウンド・オフ・ミュージック」、おなじみ「ドレミの歌」、ジャズのスタンダードにもなった「マイ・フェバリット・シングス」、そしてコンビ最後の曲となった「エーデルワイス」(中学校のときに音楽の教科書にのってたなぁ)まぁ、なんとも超名曲の数々!サントラ聞いているだけでもオーストリアに行ってみたい。と思うかも
年に1回この映画を見るフェスティバルがあるそうです。いってみたい。それに、この映画の七人の子供たちを演じた俳優さんたちは同窓会も開いているそうです。参加したい。(無理か)なかいいよね。成功した映画ってやっぱりスタッフやキャストのチームワークがいいよね~
あと、有名な逸話でこの映画には「王様と私」のデボラ・カー、「ウエストサイドストーリー」のナタリー・ウッド、「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘップバーンの吹き替えを担当したマーニ・ニクソンがキャストとして出演しています。私だったらアカデミー歌唱賞を送るね。気が利かないよね。アカデミーは!
そのほかの映画はアラビアのロレンスで国際スターになったオマー・シャリフの「ドクトル・ジバコ」(「ラーラ」のテーマは名曲)、007シリーズは「サンダーボール作戦」、ビートルズの「ヘルプ!4人はアイドル」(なんとも、センスのないタイトルだことトホホ・・・)もこの年。イギリス映画が元気でしたね。