ゴッド・ファーザーパートⅡその3
「泥臭い人間ドラマ」です。
親子の絆、兄弟の絆、夫婦の絆・・・一番確かなのは親子の絆、そして兄弟、夫婦。そう、血のつながりが濃い順番です。親や兄弟は絶縁しても血のつながりは消せませんが、夫婦は離婚すれば赤の他人です。
血のつながり・・・イタリアンマフィアは血縁や同郷者を大事にしました。きっと、損得勘定による裏切りが少ないからでしょう・・・
父、ビト・コルレオーネの後を継いだマイケルがこう言います。
「仲間と言ってもビジネスだ。皆、損得勘定での忠義立てだ。パパが言った。相手の立場になって考えてみろ。そうすればすべてがわかる」
損得勘定のない関係・・・この物語で何の損得もなしに家族と仲間を思った人がいました。母親カーメラ・コルレオーネでした。彼女の死とともにコルレオーネ家は崩壊します。
損得勘定にあわない人間=敵をマイケルは力でねじ伏せました。苦悩するマイケル(アル・パシーノ)のアップでこの映画は終わります。
パートⅡはゴッドファーザーシリーズの中で一番好きな作品です。
ま、明るく希望のある映画じゃないっすけど(笑)・・・たまにはこの手の映画を見ていろんなことを考えるのもいいかもしれません。ほんで、最後に思うのが「TAKE IT EASY!」(お気楽が極楽だ!)やっぱ、これっしょ!